ネット印刷ってどうなの?
印刷会社で9年働いていました。
アトリエプリーツたかんこです。
CMでもよく見かける「ネット印刷」のこと。
お客さまから聞かれることも多いです。
「ネット印刷は安くて早いんやろ?」
「自分でネット印刷に出すからデザインだけ作ってもらうのはアリ?」
もちろんOKです!
どの会社へ依頼するのか教えていただければ、
仕様に合わせたデータを作成することもできます。
印刷まで込みでお受けする場合や
オリジナル商品を印刷する時も
内容によってネット印刷や地元の印刷会社さんを使い分けています。
ちなみに飛騨弁ポストカードや以前販売していたカレンダーは地元での印刷ですよ!

ただ、ひとくちにネット印刷といっても
仕組みやメリットor注意事項など
知っておくと便利なことがいろいろあります。
すこし解説してみたいと思います。
価格のこと
ネット印刷といえば安さを売りにした広告が多く
「チラシ1枚数円から!」など破格の料金は魅力です。
ネットでデータ入稿→自動データチェック→印刷工程へ…と無駄がないシステムや
納期によって優先度を変え効率よく機械を動かしたり
紙の種類を限定して大量に仕入れる、など
さまざまな工夫でコストを下げています。
急がない場合・紙にこだわりがない場合などは、
かなり価格を抑えられます。
仕上がりのこと
ネット印刷もプロの印刷屋さんが最新の機械で印刷しているので
基本、問題なく綺麗に仕上がります。
ただ、印刷というものはどうしても…色はズレます。
これは…「そういうもん」と言うしかないです。(断言)
光で表現している画面と紙の印刷がピッタリ合うことはそもそも不可能に近く、
プリンターと印刷機では紙もインクも別物。
それどころか、全く同じデータ・機械で刷ったとしても、
同じ色にならないことがあります。
ネット印刷では、自社工場を持っている場合もありますが、
いくつかの工場と契約して、その時空いている機械で印刷している場合もあり
仕上がりのバラツキは出やすいです。
といっても、赤が青になるようなことはないので、
そこそこ綺麗ならOK!という場合は充分。
ただ、細かなこだわりがある場合は
直接やり取りできる印刷会社さんが断然頼りになります。
紙がある程度決められているネットと違い、一緒にしっくりくる紙を探してもらえたり、
見本に合わせて機械を調節しながらこだわりに寄り添ってくれたり、
豊富な知識で柔軟な対応をしてもらえることが多いです。
赤強めに出してください〜!って泣きついたり(←インクの盛り具合で変えられますが邪道ですよ)
機械を通りづらい和紙を使いたくて手作業で刷ってもらったり…
ワガママ言ってしまった経験もあります。
スピードのこと
当日発送!など早さアピールも多いネット印刷。
たいてい、納期が短いほど金額が高くなる仕組みなので確認が必要です。
個人的にネットで早くてありがたいと感じるのは、見積もりのスピード。
印刷会社に直接頼むと、中には数日待つ場合もあるのですが、
365日24時間自動見積もりですぐ金額が出て比較検討できるシステムは助かります。
ただ、イレギュラーな事態が起きた時、
最後に頼りになるのは地元の印刷会社さん。
以前、お客さまが頼んだネット印刷で不良品が届き、イベントに間に合わない…と途方にくれた時、
ダメ元で地元の印刷屋さんに問い合わせたら、その日のうちに間に合わせてくださった!ということがありました。
これは直接取りに行ける地元じゃないと無理で…感謝感謝でした。
(いつも無理言っとるわけじゃないですよ!)
データと入稿
ネット印刷は安くて早い代わりに、
自分で正確なデータを用意して入稿する必要があります。
本格的に作るとなると、Adobe Illustratorなどデザインソフトで制作したデータを求められることが多いし、
トンボ?塗りたし?フォント?画像?
と専門知識も必要。
ただ最近はWordやExcelなどOfficeソフトで制作したデータを受け付けてくれる会社も多くなってきているので、
必要なクオリティによっていろいろ選べます。
アトリエプリーツでもそのまま入稿するだけのPDFデータを作ってお渡しすることも可能です。
ただ、いざ入稿しようとしたら専門的なチェック項目が出てきたり、
アップロードやデータチェックに手こずる場合もあり
「今日の○時までに入稿しないとこの金額で印刷できないのにうまくいかない!どうしよう!」
のように、ギリギリでSOSをいただくケースも。
入稿作業の代行もできますが別料金になってしまう場合もあります…
年々手軽に改善されてはいますが、
入稿にも多少の知識やスキルがいる場合があるのがネット印刷。
この点、地元の印刷会社などは、ネットのように事務的にはじかれるのではなく、
臨機応変に寄り添ってもらえることが多いので安心感があります。
☆
今がシーズンの「年賀状」も、
昔は印刷屋さんや写真屋さんで注文票に記入して…
またはパソコンソフトで自作してプリンターで…
というのが主流でしたが、
スマホ上で簡単にデザインして、ネットで印刷注文!という
気軽な方法も増えてきました。
実は、郵便局からも公式で
印刷サービス
https://print.shop.post.japanpost.jp/sp/
スマホやパソコンでデザインが作れるアプリ
https://nenga.yu-bin.jp/design_kit/
リリースされています。
宛名印刷や代わりに投函までしてくれるサービスまで。
住所録データも預かってもらえるし
絵柄デザインも充実しています。
年賀状まだやっとらーん!と焦っている方、
やってみると意外と簡単ですよ♪
…わたしもお客さまの年賀状デザインは大忙しですが
我が家のぶんはまだです…(¬_¬)
忙しい師走、便利なシステムも使いながら
がんばらんかよ♪

WEB通販も可能です。
お近くでも遠方でも、こちらからどうぞ。

たかんこ公式LINEアカウント
アトリエプリーツたかんこです。
CMでもよく見かける「ネット印刷」のこと。
お客さまから聞かれることも多いです。
「ネット印刷は安くて早いんやろ?」
「自分でネット印刷に出すからデザインだけ作ってもらうのはアリ?」
もちろんOKです!
どの会社へ依頼するのか教えていただければ、
仕様に合わせたデータを作成することもできます。
印刷まで込みでお受けする場合や
オリジナル商品を印刷する時も
内容によってネット印刷や地元の印刷会社さんを使い分けています。
ちなみに飛騨弁ポストカードや以前販売していたカレンダーは地元での印刷ですよ!

ただ、ひとくちにネット印刷といっても
仕組みやメリットor注意事項など
知っておくと便利なことがいろいろあります。
すこし解説してみたいと思います。
価格のこと
ネット印刷といえば安さを売りにした広告が多く
「チラシ1枚数円から!」など破格の料金は魅力です。
ネットでデータ入稿→自動データチェック→印刷工程へ…と無駄がないシステムや
納期によって優先度を変え効率よく機械を動かしたり
紙の種類を限定して大量に仕入れる、など
さまざまな工夫でコストを下げています。
急がない場合・紙にこだわりがない場合などは、
かなり価格を抑えられます。
仕上がりのこと
ネット印刷もプロの印刷屋さんが最新の機械で印刷しているので
基本、問題なく綺麗に仕上がります。
ただ、印刷というものはどうしても…色はズレます。
これは…「そういうもん」と言うしかないです。(断言)
光で表現している画面と紙の印刷がピッタリ合うことはそもそも不可能に近く、
プリンターと印刷機では紙もインクも別物。
それどころか、全く同じデータ・機械で刷ったとしても、
同じ色にならないことがあります。
ネット印刷では、自社工場を持っている場合もありますが、
いくつかの工場と契約して、その時空いている機械で印刷している場合もあり
仕上がりのバラツキは出やすいです。
といっても、赤が青になるようなことはないので、
そこそこ綺麗ならOK!という場合は充分。
ただ、細かなこだわりがある場合は
直接やり取りできる印刷会社さんが断然頼りになります。
紙がある程度決められているネットと違い、一緒にしっくりくる紙を探してもらえたり、
見本に合わせて機械を調節しながらこだわりに寄り添ってくれたり、
豊富な知識で柔軟な対応をしてもらえることが多いです。
赤強めに出してください〜!って泣きついたり(←インクの盛り具合で変えられますが邪道ですよ)
機械を通りづらい和紙を使いたくて手作業で刷ってもらったり…
ワガママ言ってしまった経験もあります。
スピードのこと
当日発送!など早さアピールも多いネット印刷。
たいてい、納期が短いほど金額が高くなる仕組みなので確認が必要です。
個人的にネットで早くてありがたいと感じるのは、見積もりのスピード。
印刷会社に直接頼むと、中には数日待つ場合もあるのですが、
365日24時間自動見積もりですぐ金額が出て比較検討できるシステムは助かります。
ただ、イレギュラーな事態が起きた時、
最後に頼りになるのは地元の印刷会社さん。
以前、お客さまが頼んだネット印刷で不良品が届き、イベントに間に合わない…と途方にくれた時、
ダメ元で地元の印刷屋さんに問い合わせたら、その日のうちに間に合わせてくださった!ということがありました。
これは直接取りに行ける地元じゃないと無理で…感謝感謝でした。
(いつも無理言っとるわけじゃないですよ!)
データと入稿
ネット印刷は安くて早い代わりに、
自分で正確なデータを用意して入稿する必要があります。
本格的に作るとなると、Adobe Illustratorなどデザインソフトで制作したデータを求められることが多いし、
トンボ?塗りたし?フォント?画像?
と専門知識も必要。
ただ最近はWordやExcelなどOfficeソフトで制作したデータを受け付けてくれる会社も多くなってきているので、
必要なクオリティによっていろいろ選べます。
アトリエプリーツでもそのまま入稿するだけのPDFデータを作ってお渡しすることも可能です。
ただ、いざ入稿しようとしたら専門的なチェック項目が出てきたり、
アップロードやデータチェックに手こずる場合もあり
「今日の○時までに入稿しないとこの金額で印刷できないのにうまくいかない!どうしよう!」
のように、ギリギリでSOSをいただくケースも。
入稿作業の代行もできますが別料金になってしまう場合もあります…
年々手軽に改善されてはいますが、
入稿にも多少の知識やスキルがいる場合があるのがネット印刷。
この点、地元の印刷会社などは、ネットのように事務的にはじかれるのではなく、
臨機応変に寄り添ってもらえることが多いので安心感があります。
☆
今がシーズンの「年賀状」も、
昔は印刷屋さんや写真屋さんで注文票に記入して…
またはパソコンソフトで自作してプリンターで…
というのが主流でしたが、
スマホ上で簡単にデザインして、ネットで印刷注文!という
気軽な方法も増えてきました。
実は、郵便局からも公式で
印刷サービス
https://print.shop.post.japanpost.jp/sp/
スマホやパソコンでデザインが作れるアプリ
https://nenga.yu-bin.jp/design_kit/
リリースされています。
宛名印刷や代わりに投函までしてくれるサービスまで。
住所録データも預かってもらえるし
絵柄デザインも充実しています。
年賀状まだやっとらーん!と焦っている方、
やってみると意外と簡単ですよ♪
…わたしもお客さまの年賀状デザインは大忙しですが
我が家のぶんはまだです…(¬_¬)
忙しい師走、便利なシステムも使いながら
がんばらんかよ♪

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