今年で最後のさくら道ネイチャーラン
この地球の上に天の川のような
美しい花の星座をつくりたい
花を見る心が一つになって
人々が仲良く暮らせるように
佐藤 良二
高校生の頃からボランティアとして関わってきたウルトラマラソン
「さくら道国際ネイチャーラン」が今年で最後の開催となりました。
30年の歴史に幕
https://www.chunichi.co.jp/article/887690
これは旧国鉄バスの運転士だった佐藤良二さんが
「太平洋と日本海をさくらでつなごう」という思いで
桜を植え続けた功績を讃えて
「さくら道」を走破する大会です。
植えた桜の多くは、コース上にもある荘川桜のさくらんぼから実生の苗を使ったもの。
名古屋城から金沢の兼六園まで250kmのコースでしたが、
今年は最後ということで、佐藤さんの故郷である郡上市白鳥をゴールにハーフで開催されました。
わたしがお手伝いしていたエイドステーションは、
富山県五箇山トンネル近くの通称「たこ焼きエイド」。
赤提灯を掲げてたこ焼きを振る舞う、名物エイドのひとつでした。
制限時間で失格になる最終チェックポイントでもあったので
ドラマが生まれる場所でもありました。
子どもが小さなうちはなかなか行けなくなりましたが、
ここ数年は子どもたちも参加するようになっていました。
2人ともどうやら2.0以上視力があるらしく…
双眼鏡なしで近づいてくるランナーのゼッケンを読んで報告するという
特殊能力を発揮していました…笑
終了にはさまざまな理由があると思います。
ボランティアの高齢化もずっと感じていました。
場所によっては徹夜になるので正直無理しんといて…って思いもあった。
コロナ禍で間もあきました。
でも、30年も続くとかつてのランナーがサポート側にまわりはじめ
エイドに駆け込んだらレジェンドがいて感激という
世代交代して愛されていく場面も見ていました。
長距離ランナーのみなさんにとっては思い入れの深いコースとなっていて
これからも個人でのんびり走るよ〜と言ってみえる方もいらっしゃるようです。
「さくら道」がずっと親しみを持たれる存在であるといいな。
250kmのコース
驚異の高低差